インター校で「得意」をより伸ばせた|算数好きの息子が経験したこと

教育

著者:ひまわり

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こんな方にこの記事が役立ちます
・インター校を検討している方
・インター校で子どもの「得意」をどう伸ばせるのか知りたい方
・インター校と日本の学校の算数教育の違いが気になる方
・帰国後を見据えて、海外滞在中の算数・学習フォローを考えている方

インター校って、得意なことをどんどん伸ばせるんだな」

マレーシアのインター校に通っていた頃、算数をどんどん学んでいく息子の様子を見て、そう感じることがありました。

息子は科目の中で算数を得意としいました。この記事では、インター校に通うなかで、息子がどう学んで、どう得意を伸ばしていったか、SASMO(算数の大会)に参加した経験、そして帰国後の変化について、できるだけ具体的にお伝えします。

インター校と日本の学校の授業の進め方には大きな違いがあり、それぞれ異なる強みがあると感じています。両方に通わせて感じたことを率直にお伝えできればと思います。

※ インター校にも米国系・英国系・豪州系など様々あり、各々カリキュラムは異なります。本記事はわが家が通っていたインター校の個人の体験に基づいて記載しています。

算数が得意になっていった経緯

息子は科目の中では、最初から算数が比較的好きでした。

マレーシア滞在中は、親もフォローしながら、日本の教科書と通信教育(進研ゼミ小学講座)を行うことで国語と算数の学習をしていました。その中で、算数は比較的理解が早く、問題を解き進めることもできていました。一方で国語、特に漢字の学習はかなり苦戦し、中々覚えられませんでした。ある種、典型的な理系タイプなのだと思います。

九九は進研ゼミの付属教材の歌ですぐに覚え、かけ算・割り算・小数・分数といった算数の考え方が好きみたいでどんどん吸収していきました。

英語の壁は日本の教材で補った

インター校の教材はすべて英語です。編入当初は算数というより英語が分からずに苦労しました。

そこで、日本の教科書と進研ゼミを併用してフォローしたのですが、数式は世界共通なので、英語が多少分からなくても「どういう内容が出題・解説されているのか」の雰囲気をつかむことができました。これが日本の教材がなく、インター校での学びだけだと、初期はかなり大変だったように思います。

元々の興味・関心と得意であること、そして日本の教材でフォローしたことが重なり、英語が分からない時期でも算数の学習はつまずかずに進めることができました。

なお、インター校に通う日本人の方では、日本の学習を通信教育の「スマイルゼミ」を使ってフォローされている方も多くいらっしゃいました。タブレット学習であり、スクールバスの中など、場所を問わずに学習できるのが強みだと感じました。

✏️ 海外での算数・学習フォローに
海外滞在中の日本の学習フォローとして、わが家ではこどもちゃれんじ/進研ゼミ小学講座(ベネッセ)を海外受講していました。日本の教科書で習うことの要点がコンパクトにまとまっており、毎日無理のない量で取り組むことができました。また、九九や都道府県を歌で覚えれる教材やゲーム機型の教材など付属教材も充実しており、子どもが楽しみながら学ぶことができていました。

▶ 未就学のお子さんは 【こどもちゃれんじ】
▶ 小学生のお子さんは 【進研ゼミ小学講座】

インター校での一人一人に合わせた学習

わが家が通っていたインター校では、20名弱のクラスを担任とアシスタント含めて約3名の先生で見る体制でした。

児童全体に向けての授業もありますが、算数については、基本的に、子どもたちが複数人ずつ丸テーブルに座り、先生が各テーブルを回りながら教えていました。進度が早い子・じっくり学ぶ子で大まかにテーブルが分かれており、また、テーブルごとも一体的に進むのではなく、一人一人の理解に合わせて進行していました。

得意な子には退屈させないために、先に進めたり、より難しい問題にチャレンジさせたりしていました。一方で、苦手な子にはじっくり教えていました。テストの内容も、子どもの得意・不得意や理解度に応じた問題が出されていました。

算数が得意な子に対しては、その子にとって少し難しいと感じる問題にチャレンジさせることで、飽きさせず、知的好奇心を刺激する工夫がなされていました。こうした環境の中で、子供の興味・関心に合わせた学びをすることができ、算数について息子は得意を伸ばしていくことができました。

SASMO(算数大会)に参加した経験

SASMO(Singapore and Asian Schools Math Olympiad)は、シンガポール発のアジア最大級の算数コンテストです。

各学年で世界順位の上位40%に入ると、順位に応じてゴールド・シルバー・ブロンズのメダルが獲得できます。通っていたインター校では、先生が算数の得意な子ども達に声をかけ、希望に応じて受験する形でした。

息子も先生からの声かけで参加することになりました。親としても、国際的な算数コンテストに出ることは子どもにとって良い経験になると思い、後押ししました。

任意参加の試験なので、息子は最初は少しめんどくさそうな様子でしたが、大きく嫌がることもなく、比較的前向きに取り組みました。とはいえ過去問を解くなど、気合いを入れた準備は特にせず、自然体で参加しました。

結果は、国際的なコンテストのため、進度のずれもあってか、少し上の学年の問題も出たようで、メダル獲得には至りませんでした。それでも、良い刺激にはなったと思います

帰国後、算数の得意はどうなったか

日本に帰国してからも、算数は引き続き得意科目です。

ただし、「インター校で伸ばしたから日本の学習につながった」というより、元々算数の考え方に興味があり、取り組むのが好きなのだと思います。

インター校と日本の学校、算数教育の違い

通っていたインター校と日本の公立の学校との間で習っている内容自体に大きな違いはありませんが、力点の置き方が異なると感じました。

インター校:考え方を教える
かけ算・割り算・小数・分数など算数の「考え方」を教えることが主でした。算数の基礎学習にあてる時間は日本と比べてやや少なめでした(宿題の量も少なめです。)。その分、スポーツ・音楽・ミュージカル・アート・体験学習(キャンプ)・他言語(マレー語・中国語)・マインドフルネスなど、多様な体験に時間を割いていました。

日本の学校:反復練習で計算力を鍛える
算数については、多くの問題を解き、基礎的な計算力をしっかり伸ばすことを重視していると感じました。算数の授業時間もインター校より多く、九九の暗記やかけ算・割り算の計算問題を宿題も含めて多く解き、計算力を鍛えている印象です。

なお、練習問題を解く量は、日本の方が圧倒的に多いと感じました。(マレーシアにも日本人学校がありますが、子供達の計算力は、通っていたインター校と比べると日本人学校の方が高いなと率直に感じました。)わが家でも滞在中は、教科書や進研ゼミを活用して、計算問題を多く解き、日本の子どもたちのように基礎計算力を伸ばすことを心がけていました。

帰国後はプラスアルファの学習も

帰国後の算数学習は、学校の勉強と宿題が中心です。インター校でも算数の授業があったことに加えて、日本の学習のフォローも行なっていたため、編入時に算数が分からずに苦労したことはなかったです。(一方、国語(特に漢字)では苦労がありました。)。算数の学習については、学校の勉強と日々の宿題に取り組むことで対応しており、特段の不便は感じていません。

ただ、それだけだと少し物足りなさもあるようで、ドラえもんの算数学習シリーズの漫画を図書室・図書館でよく借りて読んでいます。少し上の学年で習う内容を見て、分からないと感じたことを親が教えたりするなど、子どもの興味に合わせて少しだけプラスアルファの学習もしています。

まとめ|インター校選びと日本の学習のフォロー

冒頭にも書きましたが、インター校といっても米国系・英国系・豪州系など様々あり、ここで書いた体験はあくまで一例です。学校選びの際は複数の学校を訪問し、カリキュラムや重視している点などを直接聞きましたが、学校によって全然違いました。わが家が選んだ学校は、課外活動など体験学習を重視し、基礎学習は子どものペースに合わせて進めるスタイルで、わが家には合っていると思い選びましたが、より基礎学力の向上を重視している学校などもありました。

これからインター校を検討している方は、パンフレットやHPだけでは分からないことも多いので、ぜひ直接訪問や1日体験をして、各ご家庭に合った学校を探してみるといいかと思います。

我が家で通っていたインター校では、算数については児童一人一人の理解度に合わせて進んでいました。得意な子はどんどん伸ばせますし、苦手な子はじっくり学べるスタイルです。ただ、全体の学習量(宿題の量を含む。)は、日本の学校などと比べると少なく、基礎的な計算力をつけるには、学校の学習だけでなく、プラスアルファの対応が必要と感じました。(日本の学校の方が算数のコマ数自体多いです。また、宿題を通じて計算の反復練習が多くなされています。現地でも日本人学校の子供達の計算力は高いなと感じました。)

また、将来的に日本に戻る予定の場合、滞在中の日本の学習フォローや帰国後のことが気になる方も多いと思います。わが家の場合は、教科書と通信教育(進研ゼミ)を通じて対応しました。また、タブレット学習の「スマイルゼミ」を活用されているご家庭も多く、そういったフォローも一つの方法であると思います。

この記事が、これからインター校を検討している方、インター校から日本の学校に編入を予定してる方など、同じような境遇にいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。


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