著者:ひまわり
※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
こんな方にこの記事が役立ちます
・朝日小学生新聞購読の感想を知りたい方
・帰国子女の国語・社会の学びに新聞の購読を検討している方
・帰国子女が1年購読した効果について、実体験を知りたい方
・購読してみて正直気になった点についても知っておきたい方
「漢字が分からない。日本の地理も産業も、分からない」
マレーシアのインター校から日本の公立小学校に編入した上の子は、帰国当初、特に国語と社会で苦戦しました。約3年間の海外生活で、日本語を読む機会は少なく、そして地理や産業、文化など、日本の社会世の事に触れる機会がなかったのだから、当然といえば当然です。
そこでわが家が始めた対策の一つが、朝日小学生新聞の購読でした。
購読を始めて約1年。毎朝ポストに届く8ページの新聞は、いまや上の子の毎朝の習慣になっています。この記事では、紙面の中身・子どもたちの読み方・感じている効果、そして正直に気になる点まで、実体験ベースでレビューします。
※本記事は実際の購読体験に基づく個人の感想です。料金・紙面内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
購読を始めたきっかけ
購読のきっかけですが、帰国後、我が家では、子どもの英語維持のためにオンライン英会話を探していて、「クラウティ」に決めたところ、プランの中に朝日小学生新聞お届けプランというものがあると気づきました。子供の国語と社会の学習に課題を感じていたところ、「これはいいのでは」と思ったのが、直接のきっかけです。
上の子は社会への関心自体は持っていた一方で、帰国直後はやはり社会の学習が遅れており、テストでも苦戦をしていました。また、国語についても低学年の漢字が全く分からないなど課題がありました。文字を読む習慣をつけて日本語力の上達を図りつつ、日本の社会のことを知ってもらいたい。そのための手段として新聞の購読は良いのではと考え、まずは試読を申し込み、子供の反応も良かったので購読することとしました。
※オンライン英会話サービス「クラウティ」を使っての感想は、オンライン英会話「クラウティ」を家族4人で使った正直レビュー|帰国子女の英語維持に1年使ってわかったことをご参照ください。
基本情報と料金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行 | 毎日(朝刊) |
| ページ数 | 8ページ |
| 対象 | 小学生(低学年〜高学年) |
| 配達 | 毎朝早朝にポストへ(紙の新聞) |
| 料金 | 単独購読で月2,500円程度(2026年時点・最新は公式サイトで要確認) |
朝日小学生新聞ですが、単独で購読する場合の費用は、2,500円/月です。
わが家の場合は、クラウティの「プレミアム・朝日小学生新聞お届けプラン」(月11,220円・税込)で購読しています。新聞だけを読みたい場合は単独購読、オンライン英会話も利用したい場合はセットプランが検討対象になろうかと思います。クラウティのプレミアムプラン単体(月10,780円・税込)との差額は月440円なので、クラウティのプレミアムを使う前提であれば、実質440円で新聞が毎朝届く計算になります(※プランには6ヶ月の継続条件あり。最新の条件は公式サイトでご確認ください)。
紙面はこんな構成(8ページ)
以下におおまかな紙面構成を紹介します。日によって構成は変わりますが、ざっくりとしたイメージは次のとおりです。
1面〜3面:特集とニュース
1面には、その日の特集記事、日々のニュースを分かりやすく解説する「ニュースあれこれ」、子ども版の天声人語といえる「天声こども語」、四コマ漫画が載っています。特集やニュース解説は2〜3面にまたがることが多いです。
特集記事はバリエーションが豊富で、たとえばこんな内容です。
- その日にちなんだ解説:七夕や終戦の日など、特別な日にその起源やその日の出来事を掘り下げる
- 気になるニュース:再審制度の見直し、新幹線の高級個室の導入など、最近の気になる話題を深掘り
- むすんでひらいてニュースの時間:ニュースと教科書の関連事項をつなげて学ぶコーナー。例えば「酷暑日」の創設というニュースと教科書で学ぶ「最も気温が高くなる時間帯」、中学受験でも出題される「フェーン現象」などを関連づけて解説
- 分かるニュースのことば:「データセンター」など、最近のニュースで話題の言葉を解説
- 桃太郎電鉄と47都道府県の旅:毎週ひとつの都道府県を取り上げ、地理・産業・特産品・名所などその地域のことを詳しく紹介
- ニュースあれこれ週末版:週末に1週間の主要なニュースをおさらいするコーナー
4〜5面:見て楽しむ・体験する
4〜5面には見開きを活用して、大きな写真やイラスト、マップなどを掲載してビジュアルで楽しみながら社会を学べる記事が掲載されることが多いです。
- なんでも実物大ずかん(第1・第3日曜):見開きページを使い、海の生き物や動物の顔、道路標識などを「実物大」で見せる迫力のコーナー
- あれ?これ?おもしろマップ:例えば全国のラーメン紹介など、地図を活用した企画
- おまかせ自由研究:科学の解説や、自由研究のヒントを紹介(全国のチョウの生息マップなど)
- 親子でいっしょに中学受験:親子で取り組める学習法など受験を学ぶコーナー
※なお、誌面構成は毎回異なるため、これらの記事が1〜2面など、他の紙面に掲載されることもあります。(紹介している誌面構成はあくまでイメージです。)
後半:学習・読み物
紙面の後半には、漢字や計算の学習、インタビュー記事、連載小説、マンガなどが載っています。
どのページも写真やイラストが多用され、小学生に分かりやすく作られています。そして、これは声を大にして言いたいのですが——小学生向けと侮るなかれ。主要ニュースが非常にコンパクトにまとまっているので、世の中の大きな流れをつかむのに、大人にとっても有用です。「桃太郎電鉄と47都道府県の旅」をはじめ、地理や文化、科学などの解説記事は、親のわたしでも知らないことが多く、毎日学びになっています。
子どもたちは、こう読んでいる
上の子(高学年):毎朝1面から
上の子は毎朝、1面の特集やニュースから読み始めて、全体を読んでいます。特に食いつくのは、サッカーワールドカップや衆議院議員総選挙などの大きなニュースの解説、国際的な大きな出来事(米国のイラン攻撃など)、住んでいる地域に関すること(大阪・関西万博など)、興味をひく実物大の写真、子供が好きな電車のニュース(東海道新幹線の個室席導入など)などです。
上の子は、社会、政治、経済など興味があるみたいで、小学生新聞の紙面全体を毎朝興味深く読んでいます。

下の子(低学年):漫画と写真から
下の子は、時間のあるとき(平日の夕方や週末の朝)に、主にマンガのページを読んでいます。マンガ以外でも、大きな写真が載っているページで興味を引くものは読んでいます。
正直なところ、下の子にとっては少し難しいようで活用は限定的です。ただ、わが家では新聞の入口として、「興味のあるところだけ読んでくれればいい」と考えています。下の子は上の子の影響を受けやすいため、新聞を毎日読む上の子の姿を見ていてもらえたらなと思っています。

親子の会話が生まれる
新聞をきっかけに、親子の会話が生まれることもあります。
「なんでも実物大ずかん」の号では、子どもが嬉しそうに「パパ、ママ見て!」と実物大の「止まれ」の道路標識の写真が掲載されている紙面を持ってきて、そこから会話が始まりました。デザインや紙面構成など、紙の新聞ならではの工夫が凝らされており、良さを感じています。
また、サッカーワールドカップや国際情勢に関する特集記事も、子どもからの質問や家族の話題につながりました。ポイントを的確に捉えた解説がなされていることもあり、「こんなことも知っているのか」と子どもの発するコメントや質問にびっくりすることもあります(FRBの金融政策など。)。
約1年購読して感じている効果
上の子は毎日読み続けたことで、政治・経済・社会問題・地域・スポーツ・文化など、世の中への理解が少しずつ深まっていると感じます。親への質問が鋭くなってきて、会話の中でも「世の中のことを少しずつ分かってきているな」と思う場面が増えました。
帰国直後は日本の地域や産業がまったく分からず、社会のテストも苦戦していました。それが今では、学校の勉強に加えて新聞購読の成果もあってか、社会は得意な科目となり、理解が着実に深まっていると感じます。
なお、効果については、新聞だけのものではなく、読書の習慣との相乗効果が出ているように感じています。読書を通じた学びと、毎日、新聞を通じて日本の時事や社会について触れることにより、社会への理解がより深まり、そして、日本語を読む力にも繋がっていると感じます。我が家にとっては、帰国子女の子供が日本語や社会をキャッチアップしていくための入り口として、新聞は効果があったと感じています。
正直に伝えたい、気になる点
良いことばかりでは正直レビューになりませんので、気になる点も率直に書きます。
中学受験の広告が多い
紙面には、中学受験に関係する広告や記事がかなり多く載っています。中学受験に関するコーナー(問題を解いたり、学習法を学ぶものなど)もあります。
わが家は転勤族で、いつどこへ転勤があるか分からない状況であることもあり、現時点で中学受験は考えていません。親としてはそのような心持ちでも、上の子の同級生には受験を見据えて塾に通う子も多く、受験に関する広告や記事を頻繁に目にすることで子どもがどう感じているかは、少し気になります。
朝日小学生新聞の公式サイトでも中学受験に役立つ点が強調されていますが、所感として、時事問題への理解は確実に深まっており、受験対策に資するのはその通りだと思います。受験を考えているご家庭には対策にはなっているかと思いますが、考えていないご家庭には、受験関係の広告・記事の多さが雑音とまではいかずとも、胸をざわつかせてしまうかもしれません。
低学年には、やや難しい
わが家の下の子(低学年)は、内容についていくのが難しく、マンガと写真のページを見るのにとどまっています。内容についていけない子(低学年の子など)には、十分に活かしきれない可能性があるように思えます。
向いている子・向いていない子
約1年使ってみての、率直な整理です。
向いていると感じる子・家庭
- 社会や世の中の出来事に関心がある子
- 書いてある文章の意味が大まかでも理解できる子(小学校高学年など)
- 活字を読む習慣をつけたいご家庭
- 帰国子女で、日本社会のキャッチアップをしたいご家庭
- 中学受験を考えていて、時事対策をしたいご家庭
向いていないかもしれない子・家庭
- 低学年のみのご家庭(内容がやや難しい可能性)
- 活字がかなり苦手で、新聞形式に抵抗が強い子
- 中学受験の広告・記事が気になるご家庭(購読自体は問題ないが、留意点として)
まとめ|帰国子女の「日本を知る入り口」として
朝日小学生新聞を約1年購読して、わが家としては非常に有用だと感じています。
毎朝届く8ページに、ニュース・社会問題・地理・文化・科学・マンガなどが詰まっていて、子どもは毎日興味深く読んでいます。帰国当初、社会が全然分からなかった上の子にとって、日本を知る入り口として、大変良い教材になりました。
一方で、中学受験関連の記事・広告の多さや、低学年にはやや難しい点は、留意点になるかと思います。
この記事が、購読を検討している方の判断材料になれば嬉しいです。
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