著者:ひまわり
こんな方にこの記事が役立ちます
・マレーシアやインター校の誕生会に興味がある方
・現地で誕生会に招待されて、プレゼントや振る舞いに迷っている方
・海外赴任前に、現地の学校文化の「リアル」を知っておきたい方
誕生日パーティーの終盤、夜空に打ち上げ花火が上がりました。
日本では個人がまずできない規模の、本格的な打ち上げ花火です。それが、クラスメイトのバースデーパーティーの一つの演出として上がりました。
マレーシアのインター校に子どもを通わせた約3年間で、わが家が最も度肝を抜かれた経験のひとつが、この「バースデーパーティー」でした。
学校で開く誕生会では、全員分のケーキとプレゼントを準備。家庭で開くバースデーパーティーでは、クラス全員を親ごと招待、豪邸でのおもてなし、ピエロによるバルーンアート、そして打ち上げ花火。日本では経験したことがない世界でした。
この記事では、我が家がマレーシアで経験した驚きのバースデーパーティーと、招待される側として悩んだこと、得た経験を実体験でお伝えします。
※本記事は、あくまでも我が家における個人的な経験に基づくものですので予めご承知おきください。バースデーパーティーのみならず、同じような内容のホームパーティーもありました。
マレーシアの誕生会は「二段構え」
わが家がマレーシアで経験した誕生会は、基本的に二段構えでした。
ひとつは、学校で行われる誕生会。もうひとつは、自宅など(自宅又はモールの遊び場の貸切など)で開催するバースデーパーティーです。
順にご紹介します。
学校での誕生会|親がクラス全員分を準備
まず驚いたのが、学校での誕生会です。
我が家では、子供たちが幼稚園・小学生の時にインター校に通っていましたが、そこでは誕生日を迎える子の親が、クラスメイト全員分のお菓子とプレゼントを準備します。親は先生と日程を調整して日どりを決め、昼休みや授業の合間の時間などに、クラスでお祝いの会が開かれます。
全員分のランチ、名入りの特注リュック
準備するお菓子とプレゼントに決まりはなく、各家庭の裁量です(もちろんナッツなど、学校への持ち込みが禁止されてるものはダメです。)。小さめのケーキと簡単なプレゼントを用意するご家庭が多い一方で、中には驚くような家庭もありました。
食べ物として、クラスメイト全員分のランチをご用意した家庭もあれば(マクドナルドのハッピーセットなど用意された方もいらっしゃいました。)、プレゼントとしてクラスメイト全員に誕生日記念の特注品のリュックサックをご用意した家庭もあり、そのサービス精神と手の込みように(そして財力に)、びっくりしました。

わが家は、カップケーキと文具で
わが家では、もちろんそこまでの準備はできず、マレーシアで一番おいしいと思っていた日系の洋菓子店「Fans」のカップケーキと、プレゼントには文具を用意しました。
ケーキには少し工夫を凝らし、上の子のときは、当時クラスで流行っていた「マインクラフト」のイラストをプリントしたカップケーキを、下の子のときはディズニーキャラクターのプリントケーキや動物型のケーキを準備しました。周りのご家庭のあまりの手の混みように、流石に無策で臨むわけにはいかず、子どもたちの興味や好きを乗せたものを準備しました。
ただ、ひとつ若干の誤算がありました。
マレーシアのローカルのケーキは、正直、我が家にとっては甘すぎて、苦手としていました。だから自分たちの番では、自分達が美味しいと思うものを出したく、日系店のケーキを選びました。多くの子供達はおいしそうに食べてくれましたが、何人か、残している子もいました。
やはり民族も国籍も違えば、味覚も違うものだなと実感した出来事でした。


我が家が準備したカップケーキとプレゼント
休日の誕生日会|圧巻の規模感
もうひとつが、休日に開かれるバースデーパーティーです。こちらは、さらに度肝を抜かれました。
誕生日会の会場
バースデーパーティー会場は様々です。出席した中では、主役のご家庭が住まわれているコンドミニアムのパーティースペース(コンドには、キッズスペースやプール、スポーツ施設などの設備が充実していて、子ども達は遊び場に困りません)で開催されるケースが最も多かったですが、一戸建て(もれなく豪邸)やモール内の屋内遊具場を貸し切って開催されるケースなどがありました。
温かいおもてなし
インター校には様々な国籍の家庭がいるため、もてなしも多彩でした。自国の料理を振る舞うご家庭や子供達の喜ぶ料理をバイキング形式で何種類も用意するご家庭、凝ったケーキ(例えば子供の好きなサッカーボール型のケーキの準備など。)を準備されるご家庭もありました。また、大人向けにお酒もご用意いただくケースが多かったです。なお、マレーシアはイスラム教が国教ですが、インター校に通うご家庭は外国人や中華系のマレーシア人の方が多く、お酒を飲まれる方が大変多くいらっしゃいました。
料理以外では、マジックやバルーンアートをできるピエロを準備される方が多かったです。また、子どもたちが遊べるおもちゃなどもご用意いただくことが多かったです(しかもそのおもちゃは、招待された子どもたちへのプレゼントになります。)。そして締めくくりには、日本では個人ができない規模の打ち上げ花火が上がるなど、おおよそ家庭のパーティーとは思えない規模でした。
昼から夜まで遊び倒す
パーティーは学校が休みの日に開かれ、10〜20名ほどのクラスメイトと、その親たちが集まります。学校の先生も参加されていることもありました。
クラスメイトの誕生日をみんなで祝い、食事にケーキ、ピエロ(手品・バルーンアート)、キッズスペース(遊具・ゲーム)、プール遊び、花火など盛りだくさんの楽しみがあり、昼から夜まで遊び倒します。そして親も食事とお酒で交流を深めます。
それだけの準備をする財力もすごいのですが、それ以上に、そこまでしていただく主催者の方のホスピタリティ精神に心から感動しました。
なお、わが家ではこうしたパーティーを開くことはできず(日本人の方でここまでされている方はお見かけしませんでした。)、自宅では、日本で行うのと同程度の小人数でのバースデーパーティーをしました。マレーシアの富裕層の方々、そして外国人駐在員の方々のおもてなし精神と財力には、本当に驚きました。

招待される側の悩み|プレゼントはどうする?
何を持っていくべきか
これ程の規模のバースデーパーティーに招待されるとなると、プレゼントはどうしようかという悩みも出てきます。準備も大変で、実際にお金もかかっているパーティーであるため、相応のものを持っていくべきでないかと率直に思いました。
ただ、考えてみると、主催されるご家庭は皆さんかなり裕福であり、おもちゃをはじめモノが買えないということはまず考えられません。また、プレゼントの金額を気にされることもないなと思い直しました。
そこでわが家は、子ども同士の関係の中で、子どもが「あげたい」と思うものを贈ることにし、選ぶのは完全に子どもに委ねました(ときには値の張るものもありましたが…)。その方が、気持ちも伝わってよかったなと感じています。
誕生会開催のプレッシャーはある?
もうひとつ、誕生会開催についてのプレッシャーについても記載したいと思います。
様々なご家庭から招待を受けて出席しましたが、クラスメイト全員を招待してのバースデーパーティーは、同級生全員が開く訳ではありませんでした。開催しないご家庭もあるので、「うちもやらなければ」という強いプレッシャーはありませんでした。
一方、学校での誕生会は皆さん実施されていましたので、こちらはやなればという思いはありました。また、その際、お菓子やプレゼントをあまりにも簡素な内容にしてしまうと、(周りの方々がすごいので)若干ガッカリ感も出てしまうかなとも思い、それなりのものを準備しようとは思いました。なお、国籍も味覚も様々な中で何を用意するか、悩んだのは前述のとおりです。
まとめ|家族での駐在時代の良い思い出に
日本では、少なくともわが家は、このような誕生会を経験したことはありませんでした。
最初は、こうしたバースデーパーティーに出席することが新鮮であり、また、そのスケールに度肝を抜かれました。また、準備する側・招待される側なりの悩みもありました。それでも、回を重ねるごとに、より自然体で楽しめるようになりました。また、ご招待いただいた方々のホスピタリティ精神に触れたこと、そして子供も親も楽しい時間を過ごせたことは、マレーシア滞在時代の本当によい思い出となりました。
これからマレーシアに赴任される方は、お子さんがこのような誕生会にご招待されたら、ぜひ楽しんできてもらえたらと思っています。
マレーシアでの生活・学校文化については、こちらの記事もあわせてお読みください。

