著者:ひまわり
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こんな方にこの記事が役立ちます
・帰国子女の子どもに英検を受けさせるか検討している方
・「帰国子女なら何級から受ければいい?」と悩んでいる方
・英検が帰国後の英語維持に役立つのか知りたい方
・対策はどのくらい必要なのか、リアルな体験を知りたい方
「英語力が高いうちに、英語力を証明できるものは取っておきたい」
マレーシアのインター校に約3年間通った子どもたちを連れて帰国したとき、わが家が考えたことのひとつがこれでした。
インター校に通い始めて最初のうちは英語が分からずに本当に苦労しました。ですが、約3年間が経過する頃には、学校の先生からも、英語を母語とする子供たちと遜色ないとまでに言われる程、英語力の成長がみられました。(インター校での約3年間の経験は、こちらの記事をご参照ください。)
帰国後、日本での生活が始まると英語を使う機会はほぼなくなりました。放っておけば、せっかく身につけた英語力は失われてしまいます。それなら、英語力が高いうちに英検という形で残しておこう、と考えました。
この記事では、上の子が小学校中学年で英検3級・準2級に挑戦した記録を、正直にお伝えします。結論から言うと、直前に出題形式を確認した以外、ほぼ対策なしで合格しました。ただし、次に控える2級はそう簡単ではないように感じています。
※本記事は実際の体験に基づく個人の感想です。英検の制度・各学校での活用については、最新情報を英検公式サイトや各学校の募集要項でご確認ください。
英検を受けようと思った理由
理由は大きく2つ、「英語力の維持」と「英語力の証明」でした。
英語力の維持
英会話力の維持のために、我が家では、オンライン英会話のクラウティを続けています。ただ、クラウティでの学習は、1日10分と限られていて、英文を「読む」機会は多くありません。そのプラスアルファの学習として、英検が役立つのではと考えました。(クラウティのレビューについてはこちらの記事を、クラウティやビズメイツなど我が家が実際に使ったオンライン英会話サービスの比較はこちらの記事をご参照ください。)
英語が得意な子どもにとって、英検はある種のゲーム感覚で取り組める挑戦といえます。うちの子供も最初は少し面倒くさそうにしていましたが、3級の問題集を見せると「簡単」という反応で、解けることが嬉しいようで比較的前向きな様子でした。合格できそうなことと、それで英語力を証明できるということもあり、前向きな反応につながったのだと思います。
英語力の証明
いずれ受験などの場面で、英検の取得がプラスに働く可能性もあるかもしれない、という打算も正直あります。
ただ、わが家は転勤族で、この先どこに住むかも分からない状況です。現時点で、英検の具体的な活用予定があるわけではありませんが、英検は様々な場面で英語力の証明に使えるものであり、海外から戻って英語力が高く、比較的容易に取れるうちにとれるものはとっておこうと考えました。

英検の検定料|「取れるうちに」を後押しした費用感
参考までに、英検の検定料(本会場受験・2026年度)は以下のとおりです。
| 級 | 検定料(税込) |
|---|---|
| 3級 | 6,800円 |
| 準2級 | 8,400円 |
| 準2級プラス | 8,600円 |
| 2級 | 9,000円 |
| 準1級 | 10,400円 |
| 1級 | 12,400円 |
級が上がるほど検定料も上がります。決して安くはありませんが、そこまで高額な訳でもないように感じました。
※検定料は改定される場合があります。最新の金額は英検公式サイトでご確認ください。
受験歴|小学校中学年で3級→準2級と段階的に合格
我が家は上の子が小学校中学年のタイミングで、マレーシアでの3年間の生活を終え帰国しました。ゆっくりしたペースですが、そこから約1年間で3級と準2級を受け、どちらも1回で合格しました。
試験慣れしていなかったので、まずは3級からと考えました。本人の英語力からすると相当やさしめでしたが、日本の試験自体を受けたことがなく最初は不安もあるかと思い、3級から始めました。
使った問題集と、直前対策
対策に使ったのは、旺文社の英検対策シリーズの問題集です。

試験が近づくにつれ、子供に対して、試験勉強をするように促しましたが、3級、準2級のいずれも結局ほとんど対策をせず当日を迎えました。
さすがに出題形式も分からずに受けるのは無謀であり、受験の前の週の週末と、試験前日に、通しで問題を解く練習をしました。まともにやったのはこの2日くらいで、それ以外には特段対策はしませんでした。
一次試験のリーディング・リスニング・ライティングは、事前にこの通し練習をしたことで、試験の難易度からして本人も自信を持ってたように思います。二次試験のスピーキングについては、特に対策はしませんでした。普段からクラウティでオンライン英会話に取り組んでいたため、追加の対策はしなくても大丈夫かなと思いました。
📕 直前の出題形式チェックに使った問題集
わが家が出題形式の確認に使ったのは、旺文社の「英検 過去6回全問題集」シリーズです。過去問で形式と難易度をつかむのに役立ちました。
対策なしで合格できた理由
対策をほぼせずに3級・準2級に合格できたのは、やはり約3年間のマレーシア生活が大きいと思います。
インター校での学校教育、子ども同士の遊び、習い事など、様々な場面で日常的に英語を使い、英語力を鍛えてきました。英検のための勉強をしてきたわけではありませんが、海外生活を通じて培った英語力で、少なくとも準2級は十分合格できるものだと感じています。
技能別の手応え
準2級では、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの試験があります。
リーディング・ライティング・リスニングは、帰国から1年近く経っていても特に支障なく、本人も難しいと感じた点はなかったようです。また、直前に通しで過去問を解き、出題形式や難易度を把握していたこともあり、特段つまずくことはなかったです。
一方で、二次試験のスピーキングはやや自信がない様子でした。当日の緊張もあったと思いますが、英語を話す機会が減っている中で、なかなか言葉が出てこなくなっているようです。帰国後の英語が「完全に消えるのではなく、引き出しにくくなる」という感覚は、ここにも表れていると感じました(帰国後の英語力の変化についてはこちらの記事で紹介しています)。
結果としては、合格できていましたが、やはり受験にあたっては、出題形式、難易度などを把握し、対策をしておくべきだなと感じました。この時の経験は次回の2級の受験の際に活きてくるものと感じています。
英検に挑戦してどう変わったか
子どもの変化
合格証明書が届いたとき、子どもは嬉しそうにしていました。本人の自信につながり、次へのモチベーションも上がったように思えます。
英語力の維持には?
正直に言うと、これまであまり勉強せずに受けてきたこともあり、「英語力の維持」という観点では、英検そのものに大きな効果があったとは感じていません。
ただ、試験自体に慣れてきたこと、モチベーションが上がったことで、2級へのチャレンジには前向きな様子です。2級は単語自体のレベルが上がること、準2級でスピーキングに課題を感じたことから、一定の対策が必要だと考えています。この高まったモチベーションを、今後の英語学習につなげていければと思っています。
英検も含めた、わが家の英語維持の取り組み全体は「帰国子女の英語維持、わが家の記録」にまとめています。
親としての実感
よかったと感じる一番の点は、挑戦を通じて子どもが達成感を得ていることです。
先々、受験などで英語力を証明するツールとして使う機会があれば、そのときにも「受けてよかった」と思うかもしれません。でも今は、率直に、合格して嬉しそうな子どもの姿を見て、挑戦してよかったと思っています。

2級に向けて|ここからは対策が必要
3級・準2級は対策なしで合格できましたが、2級はそう容易ではないように思います。
理由は2つあります。ひとつは単語のレベルが上がること。本人がインター校にいたのは、小学校低学年までなので、2級(高校卒業程度レベル)の単語は分からないものも出てくるかと思います。
もうひとつは、準2級で課題を感じたスピーキングです。帰国から1年が経過して、英語力が徐々に低下し、英語が出てきづらくなっているため、こちらも対策が必要に感じています。
ひょっとすると、帰国直後に受けていれば、もっと簡単に2級も取れていたかもしれません(単語は分からないものもあるかもしれませんが、少なくともスピーキングについては難なく対処できたかと思います)。現在は、英語を日常で使わない環境の中でいかに維持していくかが課題ですので、英検へのモチベーションが高まっている今を活かして、英検へのチャレンジを通じて、単語力の維持にも繋げていきたいと考えています。
📘 2級対策に向けて検討している教材
2級は単語レベルが上がるため、単語帳での語彙強化を予定しています。定番の旺文社の「英検でる順パス単」シリーズを使う予定です。
まとめ|帰国子女の英検は「英語力が高いうちに」がおすすめ
帰国子女に英検を受けさせるか検討している方へ、わが家の経験からお伝えできることをまとめます。
英検を受けるメリット
- 合格すれば資格に有効期限がなく、英語力の証明として使える(※受験での活用可否は学校により異なるため、各校の募集要項の確認が必要。)
- 帰国子女は英語を日々使わないと徐々に英語力が失われるため、英語力が高いうちに証明を残せる
受けるタイミング・級について
- やはり可能なら帰国して英語力が高いうちに受けておくとよいように思います
- 何級から受けるかは人それぞれ。わが家は試験慣れのため、本人がかなり優しめに感じる3級から始めました
わが家の場合、英検の結果を具体的に活用する予定はありません。それでも、子どもの英語力が比較的高い状態にあるうちに客観的に証明しておきたいこと、英検への挑戦を通じて英語力の維持を図りたいことから受験しています。
何より、合格証明書が届いて嬉しそうにしている子どもの姿を見ると、受けてみてよかったと感じています。
この記事が同じような境遇にいる方にとって少しでも参考になると嬉しいです。
帰国後の英語維持については、こちらの記事もあわせてお読みください。

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