マレーシアでの人との繋がり|知り合いはどうやってできたか【日本人・外国人・ローカルコミュニティ】

転勤(海外)

著者:ひまわり

こんな方にこの記事が役立ちます
・海外で知り合いをどうやって作ればいいのか見当がつかない方
・クアラルンプールでの日本人コミュニティとの関わりについて実体験を知りたい方
・帯同する家族として、現地での居場所をどう見つけるか知りたい方

海外赴任が決まると、「現地で知り合いはできるだろうか」「日本人コミュニティとは、どのように付き合えばよいのだろうか」と気になる方もいらっしゃると思います。

わが家は、子どもたちを現地のインター校に通わせながら、クアラルンプールで3年間暮らしました。仕事、学校、コンドミニアム、スポーツなどを通して、日本人だけでなく、ローカルの方やさまざまな国籍の方とお付き合いする機会がありました

振り返ると、出会いのきっかけはいくつもあり、あまり身構える必要はなかったと感じています。この記事では、わが家で実際にどのようにつながりが生まれ、どんな距離感で過ごしていたのかを実体験に基づきお伝えします。

知り合うきっかけ|仕事・学校・住まい・趣味から

最初の知り合いは職場関係でしたが、その後の出会いは仕事だけに限りませんでした。学校や住まい、スポーツなど、入り口はいくつもあり、ときにはそれぞれのつながりが重なることもありました。

学校行事や誕生日会から、家族ぐるみのお付き合いへ

子どもたちが通っていたインター校では、学校行事などで親が学校に行く機会が多くありました。子ども同士が仲良くなると、親同士も話すようになり、その延長で家に招かれたり、招いたり、一緒に出掛けたりするようになりました。

クラスメイトとその親全員を招いて誕生日会を開くご家庭も多く、そうした場も、いろいろな方と話すきっかけになりました。学校にはローカルの方に加えて、さまざまな国籍の方がいらっしゃり、少なからず日本人の方もいました。

ただ、顔を合わせる機会が多くても、会話をしなければ関係は始まりません。特に外国の方に声をかけすのは少し勇気が入りますが、実はそこは余り心配のいらなかった世界であり、陽気なローカルの方や明るい外国人の方で積極的に話しかけてくださる方々がいらっしゃいました。日本の学校で、授業参加や運動会の際に初めてお会いする親御さんに話しかけることを考えるとかなりハードルが高いですが、マレーシアでは明るく挨拶し、気さくに話しかけてくださる方が多くいらっしゃいました。

なお、誕生日会にご招待された経験については、マレーシアの誕生日パーティーで度肝を抜かれた話をご参照ください。

コンドミニアムでは、送り迎えや共用施設が接点に

最初に住んだコンドミニアムには、日本人のご家庭がそれなりに多くいらっしゃいました。同じ学校に通うご家庭、仕事で関係のある方、知り合いを通じてつながる方など、出会い方もさまざまでした。

スクールバスの送り迎えで顔を合わせて話すようになったり、コンド内の教室やスポーツの参加者募集がきっかけになったり。どなたかが主催するBBQに参加して、知り合いが増えることもありました。

仕事から始まる関係もあれば、親同士が先に仲良くなることも、子どもがきっかけになることもあります。家族の誰かのつながりが、家族ぐるみのお付き合いへ広がることが多かったように思います。

趣味の集まりには、自分で探して参加することも

スポーツなどの集まりには、知り合いに紹介してもらう場合と、自分で調べて参加する場合の両方がありました。

渡航して間もない頃は知り合いが少ないため、参加したい活動があれば、サイトやSNS、アプリなどで募集を探すことも必要になります。初めての集まりに入るのは緊張しますが、そこで知り合いができると、別の練習会や交流試合に声をかけてもらうなど、少しずつ広がっていきました。

Rovoで見つけた、初めてのローカルのバドミントン

ローカルの方々との交流で印象に残っているのが、スポーツ仲間を探すアプリ「Rovo」を通じて参加したバドミントンです。

当時、アプリで検索すると、市中のコートやコンドミニアム内のコートでの募集がたくさん出てきました。初めて参加したのは、夜9時頃から、市中のコートで行われる集まりでした。

周辺は薄暗く、建物も古い雑居ビルのような外観。「こんなところで本当にやっているのだろうか」と思い、建物に入るのには勇気がいりました

ところが、中に入るとコートが多数あり、ローカルの方々がバトミントンを楽しんでいました。アプリで指定されたコートへ行き、名前を伝えて参加費を払い、基礎打ちやゲームに加わりました。

募集には参加者のレベルも書かれていて、わたしは「中級」の集まりを選びました。ただ、参加した方々は想像以上に上手で、「これで中級なのか」と驚いたのを覚えています。

積極的に雑談をしたわけではありませんが、楽しくプレーできました。その後は、その集まりのWhatsAppグループにも入れてもらい、直接、参加者募集の連絡が届くようになりました

そこをきっかけとして色々なコミュニティを探し、参加するようになりました。また、出会った方から紹介を受けて、別のコミュニティや交流戦などに参加することもありました。初めは一度の参加でも、好きなことを一緒にするうちに、次の接点のきっかけができる。そのようにして人との繋がりが広がっていきました。

日本人コミュニティは狭すぎず、大きすぎず

「海外の日本人社会は狭い」という話を聞くことがあります。ただ、クアラルンプールでの暮らしにおいて、わが家ではそこまで狭い社会だと感じたことはありませんでした。

ちなみに外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、2025年10月1日時点のクアラルンプールの在留邦人数は9,269人であり、KLには小さい町くらいの日本人の方がいらっしゃることになります。(出典:外務省「海外在留邦人数調査統計」都市別在留邦人数推計

もちろん、生活のエリアや行動、所属するコミュニティは人それぞれであり、感じ方も人それぞれだと思いますが、わたし個人の感覚では、KLでの日本人コミュニティは、狭すぎず大きすぎず、適度に顔が分かるようなところでした。

公私ともに現地の日本人の方々にはお世話になり、そのつながりは、マレーシアで生活するうえで本当にかけがえのないものでした。

助けられたこと

日本人同士のつながりでは、暮らしに身近な情報にも助けられました。

例えば、レストラン。ローカルの方のおすすめもありますが、味覚が合わないことも多くあり(辛すぎたり、甘すぎたりと。)自分たちの好みに合うお店を探す際には、日本人の知り合いから聞く情報が役立つことが多かったです。

美容室もその一つです。日本人の方が営む美容室を教えていただき、通うようになりました。そこでは日本語で希望を伝えて、日本と全く同じ感覚で髪を切ることができましたが、非常にありがたい情報でした。

また、習い事ですが、現地ではコーチ(水泳、テニス、バドミントン、音楽など)をコンドに呼んでレッスンを受けるといったことをしていました。一人で呼ぶとコストもかかるため、複数の友達の日本人家族で合同で呼んでレッスンを受けていました

それから飲み会です。海外生活の中でも、日本式の居酒屋で日本人同士一緒に飲むことは、楽しかったです。

また、わが家はクアラルンプール日本人会にも入会していました。主な目的は図書室で、子どもの日本語の本を借りるために月2回ほど利用していました。日本人会にはスポーツや文化活動の部活、同好会などもあり、知り合いで参加されている方もいらっしゃいました。

なお、日本人会への参加は任意ですが、子供がクアラルンプール日本人学校に通う際には会員登録が必須になります(日本人学校が日本人会の傘下であるため。)。

マレーシアで子供が通う学校の選択肢について、我が家が調べて選んだ記録については、マレーシアのインター校・日本人学校・ナーサリー比較|調べて・見て・選んだ記録をご参照ください。

生活圏が重なると、少し気疲れすることも

ありがたいつながりである一方で、生活圏があまりにも重なると、少し気疲れする場面もありました

毎週のようにコンドのプールで一緒になり、ジムや近所のスーパーでも頻繁に顔を合わせると、気疲れしてしまったり、関係性によっては「ちょっと気を抜けないな」と感じることもありました。

ちなみにわが家は、コンドの契約更新の際に家賃の大幅な値上げを要求され、そのタイミングで引越しをしました。その際は、せっかくの駐在生活なので違う環境にも住んでみたいという気持ちがあり、地区を変えて、コンドも日本人が余り住まれていないところとしました(避けた訳ではなく、選んだところにたまたま日本人がいなかっただけです。)。

多くの日本人の方が住む居住エリアから離れることで、気疲れがなくなる面があったのと、よりマレーシアに来ている感が増した、そんな感覚がありました。

帰国後も続くつながりと、これから赴任する方へ

マレーシアで知り合った日本人の方々の中には、本帰国後も会ったり、子ども同士を遊ばせたりしているご家庭があります。住む場所が離れていても、お互いに近くへ行く機会に声をかけ、再会することがあります。

また、マレーシアで出会ったローカルのご家族(学校の繋がりです。)で、我が家が本帰国した後に、日本まで会いに来てくださった方もいらっしゃいました。

転勤先で出会い、家族同士で仲良くなり、次の場所へ移ってからも付き合いが続く。マレーシアでのつながりも、わが家にとってそうした大切な関係になっています。

これから赴任される方には、人間関係についても不安があると思います。ただ、3年間を振り返ると、あまり身構えなくてもよかったのかなと感じます。日本人の集まりにもさまざまな接点があり、気の合う方や居心地のよい場所に出会う可能性は十分にあると思います。

また、ローカルの方々は、陽気で親しみやすい方が多く、外国人だからと排他的に扱われたと感じることはありませんでした。学校や趣味を通じて、さまざまな国籍の方と交流できたことも、非常に貴重な経験でした

この記事が同じような境遇にいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。

※本記事は、わが家がクアラルンプールで暮らした3年間の個人の経験に基づく記録です。アプリや施設の利用条件などは、異なる場合がありますのでご留意願います。

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